大木 祐二
monofarm編集室
編集長
mononfarmウェブマガジン編集長を務め、monofarmの発起人でもあります。
未来のものづくりはどういった「コト」や「モノ」であるのかを通じて、みなさんとのつながりを求めてウェブマガジンを立ち上げました。
monofarmから新しいものづくりの芽がたくさん育つことを目標に活動中。

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全国のユニクロが学びの場。座学ではなく、体験で見出す!「子どもたちの職場体験」
皆さんの暮らしに身近なユニクロやGUなどを全国展開される、ファーストリテイリンググループ。その中でも代表的なカジュアルブランドである株式会社ユニクロ(以下、ユニクロ)は、みなさんの暮らしが日々豊かで快適になるよう衣服を中心に販売提供されていることは、国内において広く知られている事と思います。

ファーストリテイリングロゴ
そして、ユニクロでは皆様の日々の衣服の提供だけではなく、未来を担う子どもたちを対象に、「職場体験の場」も提供しています。今回は、ユニクロが取組む子どもたちの「職場体験」にフォーカスし、株式会社ファーストリテイリング サステナビリティ部の松木 志朋さん(以下、松木さん)にお話をお聞きしました。

はじめに、「子どもたちの職場体験」を行うきっかけについてお聞きしていきます。

post_strong_01 様々な地域に、ユニクロ店舗を出店させていただく中で、地域の学校から「子どもたちに店舗で仕事体験をさせてほしい!」という声を多数いただいておりました。そこで、地域のご要望にお応えし、全国のユニクロ店舗毎に「子どもたちの職場体験」を実施し、子どもたちの受け入れを進めて参りました。そのため、「きっかけ」としては、地域お客様の声であり自然発生的な取組みと言えます。
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地域の要望に応えていくなかで、開催される事となった「子どもたちの職場体験」とは、どのような内容となるのでしょうか?

post_strong_01 「子どもたちの職場体験」の内容は実施店舗によって様々です。理由としては、受け入れ日数、時間、参加人数等の状況や、参加される生徒さんがどのような事を積極的に体験したいのかといったご希望は、学校によって異なるためです。そのため、店長は学校や生徒さんの状況や要望を踏まえ、本部からのサポートツールである「職場体験ワークブック」などを活用しながら、状況や要望に即したプログラムを組立て受け入れを実施しています。
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株式会社ファーストリテイリング 松木 志朋さん

続けて、松木さんは話します。

post_strong_01 「積極的にお客様の接客をしたい!」という生徒さんもいれば、「商品を畳むのを経験してみたい!」という生徒さんもいらっしゃいます。なかでも1番人気のプログラムはコーディネイト作成です。自分が選んだ服をマネキンに着せたり、生徒同士でコーディネイトをし合うプログラムなのですが、ユニクロでの職場体験を希望される生徒さんは「服が好き」という生徒さんが多く、非常に好評いただいています。
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「子どもたちの職場体験」に携わる事で、店舗スタッフの方々も学びのポイントがあるのでしょうか?

post_strong_01 大いにあると感じています。大きくは「教える力」と、「自分自身を見直す」というところです。「教える力」としては、生徒の方達がユニクロの仕事について全く知識がない中で、わかりやすく伝えなくてはならずそのため「教える力」が求められます。店舗ではレジトレーナー、フィッティングルームトレーナー等、トレーナーとなるスタッフが決められていることがおおいのですが、職場体験として生徒さんが来てくださると、普段は教える機会が少ないスタッフがトレーナーとして教え伝える機会を頂けるため、前日から準備を熱心に行っていることも多いようです。
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ファーストリテイリングの子どもたちの職場体験

ファーストリテイリンググループが展開する「子どもたちの職場体験」

post_strong_01 「自分自身を見直す」という部分で言いますと、生徒さんのお手本にならなければならないため、売場での立ち振る舞い、挨拶礼儀、整理整頓と、自分自身がお手本になれているのか、自分自身を見直す機会となり、店舗にとっても大変有意義な機会となっています。
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「子どもたちの職場体験」を通じて大切にされている「もの・こと」についてお聞きしました。

post_strong_01 ユニクロでは、「礼儀挨拶の徹底」と「チームワーク」を大切にしています。「礼儀挨拶」はお客様に対し、職場スタッフに対し、常に思いやりの心を持って接し行動するという事であり、人として誰かと何かをする上でもかかす事はできません。生徒の皆さんも学校生活で普段行っている「礼儀挨拶」が、仕事でも大切な基盤となることを大切にしていただきたいです。もう一つ大切にしている事「チームワーク」は、目に見えている仕事以外にも様々な仕事がつながり業務が成り立っているということです。接客・品出し・レジといった目に見える仕事以外にも、シフトを組む方や、袋むきをして品出しの準備をしている方がいたりと、実はバックオフィス業務にもたくさんの仕事があり、それぞれのパートが一続きにつながり「チームワーク」で職場は動いているという事を感じていただきたいです。結果、生徒さんが「職場体験」を通じ、将来のなりたい自分を思い描く上で、様々な仕事に視野を広げ自分がどのような仕事をしたいのかを考えるひとつのきっかけとなりますと大変嬉しく思います。
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ユニクロ「子どもたちの職場体験」

「子どもたちの職場体験」の様子 | レジ打ち体験

ユニクロ「子どもたちの職場体験」

「子どもたちの職場体験」の様子 | 品出し体験

最後に「子どもたちの職場体験」の展望についてお聞きします。

post_strong_01 「子どもたちの職場体験」を実施する中で、学校の先生方々から良くお聞きするのが、「職場体験」のような社会実習の受け入れ先企業がとても少ないということです。そこで私たちは、子ども達が社会に出て仕事を経験するという場を、全国の店舗で、今後も継続的に提供できればと思います。「自分は何になりたいのか」、「どのような仕事に楽しみを見出すのか」という将来を考えるきっかけを、少しでもたくさんの生徒の方達にお伝えして行きたいです。
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株式会社ファーストリテイリング
子どもたちの職場体験

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