Takeshi Yamazaki
monofarm編集室
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未来のものづくりと地域の活性化をどのように行いプロモーションをしていくかを模索し日々奔走しています。

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市民手作りで35年
「八王子いちょう祭り」は新しいコミュニティを創ります
東京都八王子市は東京都の南西部の人口およそ58万人のまちです。この八王子市に今年で35回目を迎える市民参画のお祭り「八王子いちょう祭り」があります。
今回お話しをお伺いするのは、八王子いちょう祭り祭典委員会の事務局長齋藤健さん(以下齋藤さん)とバザール担当の佐藤仁子(以下佐藤さん)です。
いちょう祭りの第一回目が開催されたのが、1979年11月だそうです。このころの八王子市は市内に大型団地が多く建てられ、大学も18校を数え8万人あまりの学生がいたといいます。


post_strong_01 新しい住民や学生のみなさんが急激に増えて、これまで八王子市に住んでいた住民の方々との交流がなく「地域のきずな」が危ぶまれていた時期で、どうやって新しい住民のみなさんとあたらしいまちを作っていったらいいかを考えていた時期でもあります。
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と齋藤さんは当時の話しをしてくださいました。


post_strong_01 その一方で都市として八王子市をPRしていきたい。そんな時代でもありました。
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と佐藤さんは当時の思いもあったと言います。


そこで地元のみなさんは、新しい市民や学生といままでの市民の交流ができ、様々な文化活動を支援し市民参加型のまちおこし運動を展開したらどうかということで意見がまとまったそうです。
八王子市内を通る国道20号線(甲州街道)の八王子市追分町から高尾駅入口まで、ほぼ4キロにわたる道路の両側に約770本の「いちょう並木」があります。


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いちょう並木:国道20号線(甲州街道) 写真提供:八王子いちょう祭り祭典委員会



post_strong_01 多摩御陵周辺でということもあり甲州街道のいちょう並木も近く、そしていちょう並木は植えられてから87年余りが経ち歴史もあるものですから、もともと八王子は宿場町ですので通行手形を持ってもらって会場を回ってもらおうというアイデアがでました。
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と、齋藤さんは笑って話してくださいました。


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通行手形(右の通行手形は今年開催される第35回いちょう祭りの通行手形です)と
関所オリエンテーリングの焼印の様子 写真提供:八王子いちょう祭り祭典委員会



そして「八王子いちょう祭り」の第1回目は「金色のタイムトンネル」というテーマで、このいちょう並木をメインにし、沿道町会で関所をつくり通行手形に焼印を捺しながら歩く関所オリエンテーリング、その他にもクラシックカーパレードや市民のみなさんがいろいろな演目を発表する催しや市内大学生の交流広場など現在も継続しているイベントは1回目ですでに多く行われ16万5千人も来場者がいらしたそうです。
第1回目から「八王子いちょう祭り」は毎年テーマを決めて行われています。そして昨年の34回目の「八王子いちょう祭り 夢と歴史とロマン街道『八王子八百年』『東日本大震災復興応援』」は過去最高の51万9千人の来場があったそうです。さらにボランティアなどのお手伝いして頂いた方は1万人以上いらっしゃるそうです。そのほかにもイベントやパレードに参加し出店などで参加される方もたくさんいたそうです。


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第34回「八王子いちょう祭り」MAP 写真提供:八王子いちょう祭り祭典委員会



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第34回「八王子いちょう祭り」の様子 写真提供:八王子いちょう祭り祭典委員会


post_strong_01 いまでも市民の手でつくる市民のお祭りです。
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と佐藤さんは話します。


第35回目の今年は35回記念として「いちょう祭り 世界に発信!世界の人と国際交流」をテーマで実施するそうです。これは昨年に、2020年の東京でオリンピック・パラリンピックの開催が決まりスポーツを通じて国際交流の祭典が行われます。また八王子市には90か国以上の国々から9000人を超える外国人の方々が住んでおり外国からの留学生もおよそ3000人もいる国際学園都市だそうです。そこで今回の「八王子いちょう祭り」では、外国からの留学生をメインに国際交流を行い、イベントなどにより多く参加をしていただく予定だそうです。そして、グローバル化し世界的に人々の交流が身近になっている中で「八王子いちょう祭り」をインターネットなどを活用して全世界に発信する予定だそうです。


「八王子いちょう祭り」の今後の展望を齋藤さんにお聞きしたところ、


post_strong_01 八王子は高尾・陣馬の山々など豊かな自然にいろどられながら、歴史と伝統に育まれてきた由緒あるまちです。現在多摩地域最大の人口58万人を超える都市へ発展しています。歴史を未来につなげ、これからも愛すべき郷土として発展しすべての市民の誇りを持つことが出来る街を目指しています。
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post_strong_01 人と人が支えあい、信頼の絆でつながることで生きる喜びを感じられる豊かな社会を築くために市民力、地域力に支えられ、活力ある魅力あふれたまちの実現を目指します。
市民の手作りによる「八王子いちょう祭り」は、八王子の新しい創造とコミュニティの形成を推進し、世代をつないでさらに大きく発展していきたいですね。
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そう熱く語ってくださいました。
「八王子いちょう祭り」は市民が主体となり、新しい地域コミュニティを創って35年、これからもずっと新しい形の地域コミュニティを「八王子いちょう祭り」は継続して創っていくことでしょう。


今年の「八王子いちょう祭り」は「いちょう祭り 世界に発信!世界の人と国際交流」のテーマで11月15日(土)16日(日)に行われるそうです。この市民の手作りで、市民参画のお祭りにみなさんも参加してみてはいかがですか?今年は地域だけではなく世界と繋がることが出来るかもしれません。


八王子いちょう祭りホームページ

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