Takeshi Yamazaki
monofarm編集室
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未来のものづくりと地域の活性化をどのように行いプロモーションをしていくかを模索し日々奔走しています。

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地域の名産品をつくりたい!
「茶うどん」を開発した東大和市商工会の取り組み
東京都東大和市にあります、東大和市商工会が東大和市に名産品をつくりたいといった取り組み、その「茶うどん」が出来るまでをご紹介したいと思います。お話しを伺うのは、東大和市商工会 係長 小澤孝一郎さん(以下小澤さん)です。
さて「商工会」って、聞いたことはあるけれどどんなことをやっているの?と思われている方もいらっしゃることと思います。ここで簡単に説明させて頂きます。



monofarm_tamago_kari 商工会とは
商工会は法律に基づいて、国・都の認可 により設立された地域商工業者の為の自主的な経済団体です。 商工会は地域商工業全般の改善発達を図るために設置されています。 その性格は、経営改善普及事業を目的とする『地域指導団体』としての性格と地域振興事業を行う『地域経済団体』としての二面性を持っています。たとえば商工業に関する経営相談・指導を地域の企業に行い、街の商工業の振興、 地域の発展と福祉の向上に努めるといったところです。



きっかけは、東大和市に来街者を市外から呼び込もうという大きなテーマが東大和市商工会青年部から出たと言います。もともと東大和市商工会青年部では西武鉄道さんと2009年7月にウォーキングイベントを開催するにあたって、


post_strong_01 東大和市に訪れた方が持ち帰るような、おみやげがないよね。と、いうことに気が付きました。
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これまでも、一つのお店で独自に発売している商品などはありましたが、まちぐるみで販売している商品はなかったと言います。


post_strong_01 これがきっかけで東大和市の名産品をつくろう、ということになりました。
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ウォーキングイベントに参加された方が到着するゴール地点で販売しようということになりましたが、このときはすでに2009年の1月くらいであり実施まで半年あまりしかなかったそうです。
さて特産品ということで、いろいろ探した中で東大和市が ”狭山茶” の栽培が盛んなことと、東大和市を含めて周辺一帯が ” 武蔵野うどん ” ということで有名だったということで、


post_strong_01 ” 狭山茶うどん ” でいこうと決めました。
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時間のない中、うどんは乾麺で行こうということになり製造業者探しからはじまったと言います。特注になるので小売り単価が高くなり、特注のうどんは色素などを入れるだけですがやはり ” 狭山茶 ” を入れたいということで試作品を作れなかったそうです。そういった中で、市内のうどん店にて生麺で試作品を作ったそうです。


post_strong_01 狭山茶の配合率を変えて生麺で試作品をいくつもつくって、乾麺での製造はぶっつけ本番でした。
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ウォーキングイベントの実施する一週間前にようやく完成したそうです。そして ” ひがしやまと狭山茶うどん ” というネーミングで販売、


post_strong_01 売れ行きはとてもよかったです。
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と、小澤さんは当時を振り返ります。
しかし、製造コストなどの問題でこの ” ひがしやまと狭山茶うどん ” に関しては、このウォーキングイベントのみでの販売となりました。


茶うどん - コピー


そのあと商工会内などから


post_strong_01 やはり東大和市の名産品が必要だ、という声があがりました。
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東大和商工会や地元の商店や企業から、地域活性化ができるのではといった要望があり、いろいろと模索した中でやはり ” 狭山茶 ” + ” 武蔵野うどん ” の商品を再度売り出そうということになったそうです。


post_strong_01 作り方から売り出し方をもう一度ゼロから考えようということになりました。
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これが2011年6月くらいのことだったそうです。
あのウォーキングイベントでの ” ひがしやまと狭山茶うどん ” の売れ行きの再現をと関っているみなさんは盛り上がったそうです。こんどは多摩地区にこだわり多摩の乾麺業者に依頼して、試作品もいくつもつくったそうです。


post_strong_01 小麦粉も国産がいいのか外国産がいいのか、入れるお茶の配合率や苦みや渋みにも苦慮しました。一番困ったのは、乾麺をお湯で茹でるとお茶が抜けたりなどかありました(笑)。
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そうです、乾麺に配合したお茶がふやけて出てしまうというのです。また2011年秋に実施された市内の産業まつりの試食会では、お子様とお年寄りで味の好みが全く違うということも、あらためて知り、ユーザーの声から認識したと言います。


茶うどんばら大

” ひがしやまと茶うどん ”



またパッケージも、みなさんに親しみやすくということで ” かわいい ” デザインにし、商品に巻く紙のパッケージはそれぞれの店舗で行うようにと考えました。そして、 ” 手土産に持って行ける品 ” とギフトボックス入りも発売することにしたそうです。


茶うどん(箱入り) - コピー

” ひがしやまと茶うどん ” ギフトボックス


2013年6月からは、市内の小売店33店舗で販売を開始しました。


post_strong_01 今回は ” ひがしやまと茶うどん ” ということで売り出したのですが、すぐに在庫がなくなりました。こんなにみなさんの好評が得られるとは思いませんでした。
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市内の小売店33店舗に、いかに足を運んでもらう仕組みをこの ” ひがしやまと茶うどん ” でつくれるかというこころみも担っていたといいます。 ” ひがしやまと茶うどん ” の問い合わせが殺到して、うどん店と間違うくらいの反響もあったといいます。店舗によっては、他の商品と合わせてオリジナルギフトセットをつくるところもあったそうです。


post_strong_01 市内の小売店さんが”ひがしやまと茶うどん”を使って、より地域のお客様との結びつきが強くなればと思っています。
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この ” ひがしやまと茶うどん ” がきっかけでいままで若い人が訪れなかったような小売店にも足を運んでいただいているそうです。


今後、どんなことをやっていきたいと小澤さんにお聞きしたところ


post_strong_01 課題として ” ひがしやまと茶うどん ” のギフトボックスが1,000円(税別)なので御贈答用にもっとラインナップを増やしていきたいです。そしてもっと東大和市をアピールしていきたいと思います。
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多くの場所で地域活性化の取り組みが行われていると思います。これからも東大和市に限らず、多くの地域で名産品が生まれてくることに気持ちがふくらみます。



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東大和市商工会 係長 小澤孝一郎さん


ひがしやまと茶うどん
東大和市商工会

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