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事業を通じて地球環境改善に貢献する企業、「カネパッケージ株式会社」
今回は、海外でマングローブの植林をし、省部材の緩衝材を設計・製造・販売しているカネパッケージ株式会社様を取材させていただきました。 先ごろは
「地球環境大賞(フジサンケイグループ主催)環境大臣賞」
を受賞し、大きくメディア掲載もされ話題の企業様であります。

マングローブ植林
フィリピンのオランゴ島(セブ島10K先)での植林活動


同社は、お客様の大切な商品を梱包の力で保護し、緩衝力を保ちながら材料使用量を少なくする(省部材)と言う相矛盾する事を試行錯誤しながら製品梱包の設計製造をしています。工夫を重ねる同社の活力源にもなっている社員参加の植林事業について金坂社長にお話を伺います。
金坂社長
post_strong_01 以前、工場長としてフィリピン事業所に赴任していました。製造機械や材料、人材も現地調達、現地採用が基本の弊社方針を維持しながらも、商習慣の違いやクリスマス休み返上の突発的な仕事を熟し、幾多の問題を乗り越え、6代目の工場長として、何とか仕事を軌道に乗せました。 post_strong_02

現地での成功と共に、地元従業員との連帯感や地域との結び付きが深くなっていました。 金坂社長は、今も当時も「得た経済的価値はそのままにしない、人の心の中に生かそう」との思いを持ち続けています。 そんな折、以前高尾山で見た植林活動を思い出し、お世話になっているフィリピンへのお礼にマングローブの植林を構想しました。 金坂社長は、何ごとも徹底してやり遂げる事を信条とし、まず、現地の大学院でマングローブの勉学を6年も積んだ方を採用。植林候補地は、自然保護や世界的環境条約下に関わる事もあり、フィリピン政府との連携で進めました。 又更に植林後の事も考え、継続的に手入れをする為、現地の方を雇ってお願いしています。それは、生活インフラも整っていない現地住民の方々の貴重な現金収入にもなっています。


子供とマングローブ
現地の子供たちと触れ合う植林活動

この植林を、今では海外拠点の社員(現地社員含む)と国内社員が共に毎年フィリピンで行っています。植林事業を通じた現地の子供たちとの触れ合いや各国の社員たちとの共働作業を通じての得難い体験が、物では叶えられない何か大切なものを、多くの参加者は、受けとっている様です。それは、帰国後のモチベーション向上による自主的業務提案や改善活動、地域でのボランティア活動に関わる事に結び付いています。 また以前こんな事も有りました。ニュースでも度々放映されたタイでの大洪水が続いた時は、誰が言うとも無く日本を含めた各国の同社社員たちから集まった寄付によって、難儀しているタイの従業員の方々への給料2か月相当額が届けられました。
それと植林事業とは別に今までにフィリピンに学校を2校建て寄贈。
国内では本業を生かした災害用段ボールハウスを被災地へ送っています。

_防災段ボールハウスを自衛隊に20110325
防災段ボールハウス他を救援物資として提供(自衛隊への搬入風景2011年3.25)


災害用
上記は防災段ボールハウスです

梱包事業に関しては、精密機器を包む材料には発砲スチロールを使用せず、段ボールで中の製品を保護しており、社員の工夫が環境改善や材料の省力化に繋がっています。 カネパッケージ様のモットーは、すべてのステークホルダーの皆様に「驚き」と「感動」と「安心」をご提供する。と有ります。

卵も割れない
ボールの様な段ボール緩衝材に生卵を入れ200メートルの高さから投げ、中の卵が壊れない実験


そして金坂社長の言葉。

post_strong_01 「包む」技術を進化させ、「もの」を包むだけではなく、お客様の大切な「まごころ」も大切に包みます。 post_strong_02

その言葉を思い出しながら、同社を知るキッカケとなったカネパッケージ青梅事業所横の自販機で飲み物を手にし、そうだこの寄付に繋がる「空気を綺麗にする夢の自販機」はフィリピンでのマングローブ植林517万本(2014年6月現在)に結び付いている事に思いを新たにし、同社の地球規模の社会貢献を続けて行く姿に頭が下がりました。

夢の自販機
上記は「空気を綺麗にする夢の自販機」
   

カネパッケージ株式会社

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