Takeshi Yamazaki
monofarm編集室
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未来のものづくりと地域の活性化をどのように行いプロモーションをしていくかを模索し日々奔走しています。

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地域の人材を育成する
「多摩循環型エネルギー協会」の取り組み
7月4日にリリースしました『多摩電力合同会社(以下たまでん)』の取り組みの中で、『たまでん』が設立され母体になったのが、『多摩市循環型エネルギー協議会』であり、現在は「一般社団法人多摩循環型エネルギー協会」と改称し、活動が継続されています。
前回に引き続き、多摩電力合同会社 副代表 山川勇一郎さん(以下山川さん)にお話しをお伺いします。山川さんは『一般社団法人多摩循環型エネルギー協会((以下多摩エネ協)』では理事をされているそうです。


post_strong_01 『多摩エネ協』は簡単に言うと『たまでん』の応援団みたいなものです。
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20140710


この『多摩エネ協』は、市民主導で組織されていて再生可能エネルギーの利用・普及を啓蒙するための活動をしており、そして『たまでん』は再生可能エネルギー普及の実行を行っており『たまでん』と『多摩エネ協』は連携・協働で、地域の再生可能エネルギーの普及を行っているといいます。
『多摩エネ協』は、市民主導で幅広く市民のみなさんを巻き込んでいくということで会員組織という形で運営されています。
『多摩エネ協』では様々な活動が行われており<エネカフェ>といった月に1度集まっての勉強会、ワークショップの開催、小学校にお伺いしてのエネルギーに関する出前授業の実施、再生可能エネルギーなどに関してトークイベントを新宿で行ったりもしたそうです。


post_strong_01 みなさんで集まって、いろいろなことを楽しくやっています。
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と、山川さんは話してくださいました。
いろいろな人たちが興味を持っていただいて、現在では170名超の会員のみなさんがいるそうです。8割ぐらいの方が多摩市市内に住んでおり、その中には建築家や会計士や商店街会長などいろいろな方がいらっしゃり、人材の宝庫だと言います。なにかあったときには『多摩エネ協』の取り組みに巻き込んでサポートしていただいているそうです。これは再生可能エネルギーの普及でもあり地域活性化にもなっています。
その『多摩エネ協』では、<次世代リーダー育成プログラム>ということも行っています。
山川さんが『多摩エネ協』に入られたのが2013年4月からで、もともとはプロの自然ガイドだったそうです。


post_strong_01 やっていたのは、ただ自然の中を案内することだけではなくて、自然の中で教育活動もやっていました。それを深く追求すると第一次産業につながって農業とか林業とか狩猟活動とか、自然と人とのより良い関係性に行きつきます。もちろん、その中にエネルギーとどう付き合うかということもあります。そういった経験から、再生可能エネルギー分野でも、特に「ご当地電力」という分野では教育がキーになるという確信はありました。
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多摩市を含めた多摩地域には大学がたくさんありますが、大学間の連携や大学生が地域に入って何かをすることも少ないため地域の企業に就職することも少ないそうです。地域の企業に優秀な人材が入ってこない、地域住人が高齢化し若い人がいないなどの課題がありますが、行政はこれといった解決策が見つからないと言います。


post_strong_01 幅広く地域の大学生を集めて1年間、再生可能エネルギーや環境分野に関して学びつつ地域アクションから地域の人たちと関われば、"多摩っていいかも?"と思ってもらえれば地域に対して愛着を持ってもらえると考えました。
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<次世代リーダー育成プログラム>は月に一回行われ一年間を通して課題にチャレンジし「行動する人材」の育成を目指すそうです。もちろん地域の様々なみなさんのサポートがあり、第1期である2013年度は8大学から17名の学生が育成プログラムに参加をしたといいます。その中で学生たちが自ら企画をし、7つのプロジェクトが出来たといいます。


post_strong_01 プロジェクトの中には、親子向けの環境教育や映画上映とトークセッションなどのプロジェクトが出てきて、学生自ら企画をして実行しました。学生たちはとても大変だったようですが、仲間と乗り越えたときには一回りも二回りも成長をしたようです。

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2013年度の<次世代リーダー育成プログラム>の参加した学生のひとりの太刀川みなみさん(立教大学大学院)は朝日新聞社主催「第1回福島県再生可能エネルギー普及アイディアコンテスト」に応募し、見事最優秀賞を受賞したそうです。

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さいごに、『多摩エネ協』はどのような若者を育てたいですか?と聞いたところ、


post_strong_01 我々のベースは地域なので、多摩地域に限らず、地域で何らかの前向きなアクションを起こせる、起こしたい人材を育てたい。
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さらに、山川さんはこう思いを語って下さいました。


post_strong_01 再生可能エネルギーを地域で普及していくことの意味を理解する若者を育てることは社会的に意味のあることだと思っていますし、地域にとっても財産になると思っています。
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今後も、『多摩エネ協』は地域の活性化を<人材の育成>を通じて行っていくことでしょう。このことが、いずれは地域の課題の解決の糸口になっていくに違いありません。そして、この<人材の育成>の取り組みを経て再生可能エネルギーの普及が地域のみなさんのみならず全国に広がりの期待がふくらみます。

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<次世代リーダー育成プログラム>第1期生のみなさん

多摩循環型エネルギー協会
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