Takeshi Yamazaki
monofarm編集室
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未来のものづくりと地域の活性化をどのように行いプロモーションをしていくかを模索し日々奔走しています。

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地域のみなさんを運ぶ
東京都東大和市のコミュニティバス「ちょこバス」
みなさんのまちでも、通常の路線バスより少し小さめのバスが走っているのを見かけたことはありませんか?
コミュニティバスといって、市街地などをおもに従来の公共交通サービスが補えないような地域などに対して運行されていることが多い乗合バスをいいます。そして東京都東大和市でもコミュニティバス「ちょこバス」が運行されています。
この「ちょこバス」のお話を東大和市 都市建設部 都市計画課 計画調整係 係長関根崇さん(以下関根さん)と山田高広さん(以下山田さん)にお伺いしました。


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都市建設部 都市計画課 計画調整係 係長 関根崇さん



コミュニティバスのはじまりは東京都武蔵野市で1995年に運行を開始した「ムーバス」が先駆けとされていて、このあと日本中に広まったといいます。

そして東大和市でも2003年2月からコミュニティバス「ちょこバス」の運行が開始されます。その運行を開始するまでが大変だったといいます。


post_strong_01 市内の公共交通である路線バスや鉄道やモノレールが通っているのですが、以前から市内に公共交通の空白地域が存在しそれを解消するという課題がありました。
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と、関根さんは話してくださいました。
住民のみなさんからの要望があった中で、1998年ごろからコミュニティバスの検討に入ったといいます。ここで東大和市の現在の「ちょこバス」運行ルートを見てください。


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黒色の楕円で囲んだ地域が、駅やバス停が他の地域と比べると遠い場所です。市内にある鉄道やモノレールの駅が市の外側にあるため、どうしてもバス路線が市内の内側を通るルートでも大きな道路しか通れないため、公共交通の空白地域が出来てしまうということです。
実際のルートが決まるまでには、市民のみなさんからの要望を聞きながら出来る限りニーズに応えようと四苦八苦したと言います。またルートが決まったあとにバス停の設置場所にも気を遣ったといいます。

そして2003年2月に運行が開始されたということで、当時から3台のバスで朝晩は60分間隔、昼間は90分間隔で内回り、外回りで運行をしています。さて「ちょこバス」ですが、みなさんよ~く見てください。一般的なバスとどこか違っていませんか?


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バスの運転席の少しうしろの位置の天井部分がふくらんでいて<CNG(天然ガス自動車)>って書いてありますね。そうなんです、ガソリンやディーゼルを燃料にしているわけではなくCNG(天然ガス)を燃料にしているんです。運行開始当時、国の政策もあって環境に配慮したもので、NOx(窒素酸化物)がでないCNG(天然ガス)自動車が多くの地方自治体で導入されたと言います。当時ディーゼルエンジンを積んでいるバスも含めて、NOx(窒素酸化物)が排気されてしまうというところからNOx(窒素酸化物)がでないCNG(天然ガス)が推奨されたと言います。もともとはCNG(天然ガス)自動車ではないので改造費もかかったと言いますが、これも東大和市として環境への取り組みの一環として行ったといいます。今後は、ディーゼル性能が向上していることもあり、環境への配慮及び効率的な運行を行うため、ディーゼル仕様に今後切り替えるということです。これも市民のみなさんや自然への配慮や市民のみなさまへより良いことを提供するという、公共サービスの一つということですね。

運行が開始となって市民のみなさんの反響は?との問いに関根さんは

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市民のみなさまにはとても歓迎され、うれしかったと当時の担当者からきいています。
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と、話してくださいました。


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東大和市 都市建設部 都市計画課 計画調整係 山田高広さん



また、現在「ちょこバス」を運行していて感動することはありませんか?と山田さんにお聞きしたところ


post_strong_01 電話でバスの時刻の問い合わせを受けることがあるのですが、時刻をお教えしたあとのお客様から直接いただく‘ありがとう’という言葉はやっぱり胸にジーンときます。
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やはり市民のみなさんとの直接のふれあいは大事だということですね。
さいごに関根さんに、「ちょこバス」の今後の展望はとお聞きしたところ


post_strong_01 いままでもそうですが、これからも安全運行を心がけていきたいです。
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と、心強いことばも頂きました。
この「ちょこバス」ですが、利用されている市民のみなさんは老若男女の方ということですが、やはりシニア層の利用が多いのだそうです。


post_strong_01 今後あらゆる世代の市民のみなさまに利用していただきたいです。たとえば休日に「ちょこバス」を使って市内一周するとか、市内のイベントで使っていただくとか、バスのボディにラッピングを施して楽しく利用していただくとか出来たらいいなと思っています。
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と、関根さんはご自身の「ちょこバス」に対してのこれからの夢と前置きをされて語ってくださいました。

これから「ちょこバス」を運行を継続していく中で、新しい課題も出てきている中でそれらを解決し、引き続き「ちょこバス」を市民のみなさんに利用して頂きたい、と山田さんは話してくださいました。
ちょこっと小さめで、クツの絵が描かれたかわいらしいバスを東大和市の中で見かけたら、あれが「ちょこバス」と思ってください。
みなさんも住んでらっしゃる地域のコミュニィバスを見てみてください。通常の乗合バスより小さいサイズで路地裏を走っているのではないでしょうか?今度の休日はコミュニィバスで市内一周の小さな旅を楽しんでみてはいかがですか?


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桜並木の下を走る「ちょこバス」


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駅のロータリーで待機する「ちょこバス」


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2013年東京国体のラッピングをしている「ちょこバス」


東大和市ホームページ 「ちょこバス」案内ページ

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