HITOMI
monofarm編集室
staff
もの・ことづくり、デザインに興味があります。趣味は音楽です。

記事の絞り込み

ショッピングを楽しみながら地球に貢献できる、新感覚のリユースショップ「オンワード・リユースパーク」
吉祥寺駅から徒歩1分、ショッピングビルが立ち並ぶ平和通り沿いに、おしゃれな外観で目を引くガラス張りの建物があります。一見ふつうのアパレルショップに見えるこちらのお店、実は、取り扱っている洋服は全てリユース品です。
3月28日にオープンした「オンワード・リユースパーク」は、日本を代表するアパレル企業のオンワード樫山が提供している「23区」「組曲」をはじめとした数多くのブランドの、状態の良いリユース品が並んでいます。 株式会社オンワード樫山 情報・環境経営部の山本卓司さんにお話を伺いました。

オンワード・リユースパークの店内


レディース商品をメインに取り扱っていますが、1階の一部にキッズコーナー、3階の一部はメンズコーナーになっています。商品は全てクリーニング済で、まるで新品のように綺麗に陳列されています。

どのようにして「オンワード・リユースパーク」が誕生したのでしょうか。オンワードでは、「この地球(ほし)を想う。この服をまとう。」という環境コンセプトのもと、長年愛用してもらえる高品質な商品の提供、環境にやさしい商品の開発・提供、森林保全活動など、さまざまな取り組みに力を入れてきました。その活動の一環として、2009年からリサイクルリユース活動を行う「オンワード・グリーン・キャンペーン」を開始、春と秋の年2回、全国の百貨店の特設会場で自社製品の引き取りを始めたそうです。

post_strong_01 「回収した衣類は毛布や軍手にリサイクルし、日本赤十字社を通じて世界の被災地などに引き渡してきました。リユース品は委託先経由で海外の市場へ送っていましたが、最終的な出口がなかなか目に見えにくい、というのが気にかかっていました。そこで、自分達の目に見えるよう、リユース品を取り扱う店舗を構えたいと考えたのです」
post_strong_02

お店の収益は、すべて、オンワードの環境・社会貢献活動に使われています。

オンワード・リユースパークの外観、店内

ここ吉祥寺に出店したのは、井の頭公園をはじめ緑豊かな土地であること、文化レベルが高い商業街であること、幅広い年代の人々が集まる地域であることなどからだそうです。店名は、たくさんの人が集まるというイメージから「ショップ」や「センター」ではなく「パーク」にしたとのこと。また、糸を3周したような形のロゴマークは、衣服が「循環」するというイメージと、立地する吉祥寺・井の頭公園との「円満」な関係、地球への「貢献」という意味が込められています。

ナチュラルでやさしい雰囲気の店内は、細かいところまで環境に配慮されています。ハンガーやレジカウンター、休憩用の丸太イスなど、多くの備品に、高知県の間伐材を使用しています。間伐材を使用することで、温室効果ガス吸収量の増加に貢献していて、高知市から感謝状を貰ったということです。また、商品を入れるショッピングバッグは古米からつくられていて、従来の石油製品と比べて約20%の石油資源節約につながっており、CO2削減に貢献しています。

オンワード・リユースパーク店内、間伐材が使われている備品、ハンガー

オープンしてから3ヶ月ほどになりますが、お客さまの反応は上々で、何度も足を運ばれているお客さまも多いそうです。リピーターの方からは、

post_strong_01 「普段の買い物が、こういった社会貢献活動につながっていることが嬉しい」
post_strong_02

との声をいただいているそうです。また、吉祥寺にはカジュアルで若者向けの古着屋は多くありますが、30~40代の女性が入りやすく、良い商品を扱っているお店ができて良かったとの声もいただいているそうです。さらに、環境啓発活動の一環として、商品を購入した方に回収した衣類から再生して作った軍手のプレゼントもしていて、そちらも好評です。

購入者に差し上げている手袋、高知県からの感謝状

6月23日には、店舗での新しい活動として、大学の講師をゲストとして招き、初のワークショップが開催されました。エコバッグにワンポイントとして付けられるオリジナルモチーフを、「オンワード・グリーン・キャンペーン」を通じて回収した衣類を利用して作ってみようといった内容のもので、エコについて身近に感じられるイベントです。今後は定期的にイベントを開催して、「環境問題」について考えていただける場を提供していきたい、と考えています。
Ecology Event開催の様子


post_strong_01 「ただ買い物をするだけのところではなくて、地域やお客さまに環境のことを考えてもらうキッカケづくりの場になれば、と思います。 オンリーショップとして吉祥寺に根付かせてやっていきたいと考えています。」
post_strong_02

いつものショッピングが社会の役に立つ、素敵な取り組みですね。普段着ている「服」から、地域や、地球とのつながりを感じてみませんか?


オンワードリユースパーク

関連記事