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ひとが集い、のんびりくつろげる、ものづくりカフェ『和RK』

おむすび×ものづくり×カフェ。この一見結びつかない3つのキーワードが掛け合わさったとき、一体どのような空間が生まれるのでしょうか。
西八王子駅から徒歩3分のところに昨年7月31日にオープンした「和RK(ワーク)」のオーナー・今村誠二さんにお話を伺いました。

和RKオーナー 今村誠二さん

看板メニューのおむすびは、魚沼産コシヒカリを使用した絶品。9種類の味に加えて「きまぐれ」も用意されていて、その日の気分に合わせてチョイスできます。自慢のコーヒー、米ぬか使用のパウンドケーキなどのスイーツ、ランチタイム限定のロコモコ丼。こだわりのメニューが掲載されている表は、よくみると薄い木目の板に細かく絵が彫られています。実はこれ、このお店にあるレーザーカッターで手作りされているものでした。店内にはレーザーカッターで加工された作品がたくさん並んでいます。

今村さんの前職はエンジニアでしたが、一昨年に早期退職し、当時の同僚・青木さんとともに飲食店を開業する道を選びました。未知の分野への進出ですが、ただの飲食店ではなくて、新しいこと、何かと何かの組み合わせだったら商機があるかもしれないと考えたそうです。そして青木さんが新潟県出身なこともあり、「(お米)×(なにか)」でコンセプトを詰めていきました。たとえば「弁当屋×ガーデニング」といったように候補をいくつか挙げていく中で、ずっと手先を動かしてきた今村さんにとって“ものづくり”は切り離せない存在でした。それから約1ヶ月で「おむすび×レーザーカッター×カフェ」に辿り着き、お米のイメージで(和)とものづくりの(WORK)を掛けて『和RK(ワーク)』と名付けたそうです。

和RK 店内風景

開店にあたって最も苦労したことは、場所探しだったと語ります。今村さんの地元・国分寺エリアに出店しようとされたそうですが、早い段階から目を付けていた物件が他の人に借りられてしまったため、開店予定の直前になって条件の良い物件を自らの足で探すことに。不動産サイトでの情報収集と並行して、自らも自転車を漕いで周辺に出向き、その結果西八王子に店を構えることとなりました。「何を始めるにも初心者。知らない人から知らないことを聞いて、だからこそ可能性の幅を広げることができた。」と当時を振り返ります。

そうしてオープンに漕ぎ着け、「知ってもらえればうけるはず」という自信のもと、地道に販促活動も続け、オープン1か月後には口コミで広まっていきました。店内には、オーナーの作品だけでなく小物やアクセサリーなど、地元の手作り作家のこだわりの作品が展示販売されています。参加型にして一緒に店を盛り上げていきたい、地域住民の交流の場として活用してほしいという想いから、なんとスペース代は無料で提供しています。

地元の手作り作家によるハンドメイド品

あたたかみのあるハンドメイド品に囲まれている空間は、とても居心地が良いものです

月10回ほど開催されているハンドメイド作家によるワークショップは、口コミなどで徐々に参加者数を伸ばしているとのこと。内容によって参加費は変わりますが、ワンドリンク付き・1,000〜3,000円程度で受講できます。先生をしている作家さんは、ワークショップ未経験者も多く、オーナーから声をかけられて先生デビューした方も多いそうです。今村さんは今後について、「ワークショップの開催を機に、作れる人=クリエーターを増やしていきたい。ハードよりもソフト、機械があることよりも機械を使える人を増やしていきたい」と話します。定期的に開催している手作り雑貨マーケットでも新たな交流が生まれそうです。



“ものづくりの和”が広がっていく空間、素敵ですね。

おむすび&ものづくりカフェ『和RK』
『和RK』オフィシャルフェイスブック

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