まっさん
monofarm編集室
staff
空を飛びたい、夢見る乙女。

記事の絞り込み

猫のいのちをつなぐ「東京キャットガーディアン」
犬や猫は、私達の生活において珍しい存在ではありませんよね。
公園や道を歩けば、お散歩やお昼寝している犬や猫を見かけることもあります。家族として共に育ってきたという人もいるのではないでしょうか?
そんなみなさんの身近に寄り添っている犬や猫ですが、年間で何匹が殺処分されているかご存知でしょうか。

平成25年度では、12万8241匹もの命が人間の都合でガス室に送られ、殺処分されています。今回は少しだけ、動物のいのちについて考えてみませんか。

post_strong_01 誰も望んでいない殺処分。足りないのは、愛情ではなく、システムです。
post_strong_02

こう掲げているのは、NPO法人東京キャットガーディアン(以下「東京キャットガーディアン」)です。大塚と西国分寺にある猫カフェ型開放型シェルターを拠点に、殺処分ゼロを目指されています。今回は、光がたくさん入る大塚の保護シェルターで、猫に囲まれながら、代表の山本葉子さん(以下「山本さん」)に話をお聞きしました。

1

「東京キャットガーディアン」代表 山本葉子さん(写真右)


2

大塚駅から徒歩5分にある東京キャットガーディアン大塚シェルターの様子

post_strong_01 東京キャットガーディアンの事業は、大きく分けて2つあります。
ひとつは、殺処分されてしまう猫たちの新たな里親探しです。保健所から猫を引き取り、ケアと適切な管理をしながら、飼育希望者の方へ面談ののち譲渡します。これは、殺処分されてしまう動物を救うことにもつながります。
もうひとつは、猫の過剰な繁殖を防ぐための「そとねこ病院」の運営です。これは、外猫に特化した、一般診療を行わない手術のみの専門病院です。所有している捕獲器を貸し出し、猫を迎えに行き、手術をして、元々居たテリトリーに返します。
post_strong_02

post_strong_01 地元のボランティアさんだけではなく、ごく普通の人たちが、わりと手軽に使えるシステムであれば、すそ野は広がります。自分の庭先に来ている1,2頭を、毎年手術する人が日本全国にいれば、今日、殺処分は止まります。
post_strong_02

と山本さん。

そんな東京キャットガーディアンからは、さまざまなシステムが生み出されています。
世界初の保護猫カフェをはじめ、猫付きマンション、しっぽコール、ペット保険代理店業務、保護猫付きシェアハウス…。
他にも、シェルターではさまざまなイベントやワークショップが猫と共に開催されています。

3

猫のために作った企画でいっぱいの 東京キャットガーディアンホームページ


ここまで様々な事業展開をするのは、猫の居場所をつくるきっかけを増やそうと考えた結果だといいます。

post_strong_01 みんなが簡単に使えるシステムや足りないものを、東京キャットガーディアンが用意しているだけです。今後も、東京キャットガーディアンが何かやっているな、珍しいことしているな、と少しでも注目され、保護猫というものがいるという事を知ってもらいたいです。
post_strong_02


東京キャットガーディアンがこれからより力を入れていくことは、「ネット環境にいない人にも取り組みを知っていただくこと」と話します。

ネットができる人は、猫を助けている団体を見つけることができるし、自分で里親探しすることもできます。しかし、それができない人にどう伝えるかを次の課題にされています。

そこで東京キャットガーディアンでは、ろうかギャラリーというイベントを行っています。
猫作家さんのグッズ販売や、啓蒙団体による町の猫たち写真展示、そして自治体の講演がある、まるで文化祭のようなみなさんが楽しめるイベントを行っております。
このように、自治体と共にイベントを開催することで、市政だよりや市の広報誌を通じ、ネット環境にいない人たちに取り組みを知っていただくいい機会ともなります。

4

猫作家さんのグッズがたくさん展示・販売されている大塚シェルターのろうかギャラリー

post_strong_01 「いい飼い主とは?」と聞かれることがありますが、どんな猫でもいい、どんな猫でも好き、と思って猫と同居してくれる人が、保護団体にとって一番のいい飼い主です。うちの子も、そとの子もみんな幸せになってほしいなと考えてくれる人が増えるといいなと思っています。
post_strong_02

ひとりひとりが小さないのちに目を向けることが、殺処分数をゼロにし、動物と共生する世界にするのかもしれませんね。



5



東京キャットガーディアン
しっぽ不動産

関連記事